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楽天経済圏の改悪が発表されました。
楽天証券は去年も改悪を発表していてまたしても改悪されます。
前回の改悪はこちら
またもや楽天経済圏が改悪。楽天銀行の金利と楽天証券の投資信託のポイント進呈が改定!|かいとの通信節約情報部屋 (kaito-moneybolg.com)
今回は2つ、楽天証券で楽天カードを使っての投信積立とSPUが改悪されましたので解説していきます。
楽天証券での変更事項

変更点①
まず、現在楽天証券では楽天カードで投資信託の積立をすると毎月最大5万円分の買い付けで1%のポイント還元が受けられます。
つまり、毎月500ポイントもらうことが可能です。
しかし、今回の改定で2022年9月から買い付ける投資信託の信託報酬のうち楽天証券が受け取る手数料が0.4%未満の銘柄だと0.2%に減少してしまいます。
eMAXIS Slimシリーズや楽天VTIなど手数料が安い人気商品は軒並み0.2%のポイント還元に改悪されてしまいます。

変更点②
二つ目の変更点は、2022年8月から楽天キャッシュでの投信積立が可能になります。
これは良い変更点になります。
楽天キャッシュとは楽天の電子マネーで楽天カードでチャージすることが可能です。
また、楽天ラクマの売上や楽天アフィリエイトの報酬も楽天キャッシュで受け取ることができます。

楽天キャッシュは楽天カードで決済することによって0.5%分のポイント還元が受けられます。
今回の変更で楽天キャッシュで投信積立をした場合、0.5%のポイント還元が受けられるようになります。
また、楽天キャッシュでの積立開始キャンペーンとして2022年8月買付分~12月買付分まで0.5%還元になります。
この2つを合わせるとキャンペーン期間中は最大1%ポイント還元となります。

今後の変更スケジュール

楽天証券の積立手数料が0.4%未満の方
(楽天キャッシュチャージ分や楽天キャッシュスタートキャンペーンを含みます。)
時期 | 最大積立 | ポイント還元率 | 最大ポイント数 |
2022年7月まで | 5万円 | 1% | 500ポイント |
2022年8月
(キャンペーン中) |
10万円 | 楽天カード分1%
楽天キャッシュ分1% |
1,000ポイント |
2022円9月~12月
(キャンペーン中) |
10万円 | 楽天カード分0.2%
楽天キャッシュ分1% |
600ポイント |
2023年1月~
(キャンペーン終了) |
10万円 | 楽天カード分0.2%
楽天キャッシュ分0.5% |
350ポイント |
SPUの変更事項
SPUについても変更点があります。
SPUについてはこちら
【楽天経済圏とは?】楽天サービスに加入しSPUを上げて大量に楽天ポイントを貯めよう|かいとの通信節約情報部屋 (kaito-moneybolg.com)

まず改定前の条件ですが、楽天証券500円以上のポイントで投資でSPU1倍になります。
500円以上のポイント投資とは500円以上の投資信託の買い付けで買い付け金額にポイントを1ポイント以上混ぜることによって対象になります。
変更点①
マネーブリッジの設定と当月合計30,000円以上の米国株式を円決済でポイント投資することで0.5倍になります。
積立や外貨決済は対象外になります。
マネーブリッジは楽天銀行と楽天証券を紐づけるサービスです。
これを設定することによって金利優遇となりますので、これはやっておいた方がいいです。
この金利優遇も改悪されましたが、、、
またもや楽天経済圏が改悪。楽天銀行の金利と楽天証券の投資信託のポイント進呈が改定!|かいとの通信節約情報部屋 (kaito-moneybolg.com)
マネーブリッジに加え、毎月30,000円分の米国株式の買い付けを円決済で買い付けるとSPUは+0.5倍となります。
しかし、この米国株式の買い付けはおすすめしません。
米国株式の買い付け自体は悪くありませんがSPU目的のためならやめた方がいいです。
では、なぜやめた方がいいのか?
それは、米国株式を円決済で買い付けなければいけないからです。
米国株式は円では買えません。円をドルに両替してドルで買う必要があります。
円決済とは、その手続きを証券会社側が米国株を買う場合自動でやってくれるということです。
しかし、それには高額は為替手数料が発生します。
毎月30,000円の米国株を買う場合毎月為替手数料を楽天証券に払わなければいけません。
楽天証券の為替手数料は片道25銭、往復50銭です。
これでは割に合いません。
円決済とは別にドル決済があります。
ドル決済でも当然、ドルに両替する時は為替手数料が発生します。
長期でずっと保有するのであれば問題はありませんが、売買する場合は円決済はしてはいけません。
ドル決済の場合株を売却した際にドルで保有することになり、そのドルで米国株を買えば両替手数料はかかりません。
つまり、円決済は毎回手数料がかかる。
ドル決済は1回の手数料しかかからないと言事です。(保有するドル分に限りますが)
変更点②
マネーブリッジの設定と30,000円以上のポイント投資で投資信託を買い付けると0.5倍になります。
マネーブリッジは一緒ですが、今までは500円分のポイント投資で対象でしたが、今後は30,000円分のポイント投資になります。
しかもそれで倍率1倍→0.5倍に下がります。
楽天カードで50,000円分のカード決済をしている方は多いと思うので30000円分に関しては問題ありませんが、0.5倍に下がるのは痛いです。
しかも上記でも解説しましたが、楽天カードでの積立のポイント倍率が下がります。
変更点③
楽天証券のSPU変更の他に楽天保険のSPUが2022年3月31にをもって廃止されます。
楽天保険は以前にもSPUの改悪が行われましたが、今回で完全に廃止されなくなることになります。
今までは楽天保険の料金を楽天カードで支払うとSPUが1倍付きました。
以前の改悪は楽天保険の料金は月額払いで毎月SPUがUPする仕組みでしたが、それが年払いに変更され年に1回しかSPUがUPしなくなるというものでした。
それが、今回の改悪で完全に廃止されることになります。

まとめ
楽天証券のカード積立とSPUについての改悪について解説をしていきました。
楽天ユーザーにとっては痛い改悪となります。
では、今後はどうしていけばいいでしょうか?
これから、投信積立をしていきたい方はマネックス証券やSBI証券をおすすめします。
マネックス証券はポイント還元1%、SBI証券は0.5%~2%の還元率です。
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クレカで積立投資をするとポイントがもらえる証券会社とクレジットカードの組み合わせ|かいとの通信節約情報部屋 (kaito-moneybolg.com)
では、楽天ユーザーはどうすればいいか?
今後積立をする証券会社を変えるのも1つの手ですが、ポイントはあくまでもおまけです。
目的は投資で利益を出すことでポイントが第一になるべきではないです。
他の経済圏や証券会社も改悪するかもしれません。
そのたびにいちいち変更していくのは面倒です。
SPUもそうですが、楽天経済圏の住人はポイント目的になっている方が多いように思います。
ポイント目的で余計な買い物、余計なサービスの契約などをしていれば本末転倒です。
また、ポイ活も最大限を目指すのではなく、自分のできる範囲でやる方が精神的にも楽です。
わずかなポイントのために煩わしい設定や契約などやっていてはいずれ嫌になってやめてしまいます。
ストレスを感じずに長く続けられるように程よい付き合いがおすすめです。
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